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書評「臨床入門―臨床実習の手引き」
著者: 木下和夫1
所属機関: 1宮崎医科大学
ページ範囲:P.1322 - P.1322
文献購入ページに移動 臨床医学教育は大変難しい.欧米においては様々な試みがなされ,卒前医学教育の早い時期から,病棟および外来で患者に接して行うのが最も効率的であるということが明らかになっている.そしてその方法が多方面から研究されてきた.
わが国でもその方向に進んでいるが,この新しい医学教育の科学的システム作りに努力されている佐賀医科大助教授福井次矢先生を中心として,若い世代の諸先生によってこの本が書かれていることは特筆に価する.これら若い先生方の簡潔で内容のある記述を読んで,臨床に徹した老大家の箴言(aphorism)ではないかと思われるような部分も多く,感銘を受けた.また,私はこれら著者に強い影響を与えている北米の伝統的医学教育の幅の広さ,奥深さを再び感じた.
わが国でもその方向に進んでいるが,この新しい医学教育の科学的システム作りに努力されている佐賀医科大助教授福井次矢先生を中心として,若い世代の諸先生によってこの本が書かれていることは特筆に価する.これら若い先生方の簡潔で内容のある記述を読んで,臨床に徹した老大家の箴言(aphorism)ではないかと思われるような部分も多く,感銘を受けた.また,私はこれら著者に強い影響を与えている北米の伝統的医学教育の幅の広さ,奥深さを再び感じた.
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