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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻2号

1991年02月発行

文献概要

今月の主題 食道“dysplasia”の存在を問う 主題

集検で発見された食道dysplasia―その発見頻度と経時的変化

著者: 大森泰14 熊谷義也2 幕内博康13 菊永裕行1 三吉博1 日比紀文1

所属機関: 1慶応がんセンター 2三越厚生事業団三越診療所 3東海大学医学部第2外科 4国立療養所神奈川病院

ページ範囲:P.175 - P.184

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要旨 集検施設において健康成人を対象として,食道ヨード染色法を併用した内視鏡検診を行い,食道dysplasiaの検索を行った.食道dysplasiaはヨード不染帯として認められ,内視鏡検査25,141例中593例(2.4%)にヨード不染帯が発見され,食道dysplasiaは47例(0.19%)であった.dysplasia 47例の経過観察を行った結果,47例中13例(28%)に不染帯変化が見られ,13例中8例に癌の診断が得られた.臨床的には食道dysplasiaは腫瘍性病変と考え対処すべきと考える.形態,対策についても述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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