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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻2号

1991年02月発行

文献概要

症例

十二指腸球部癌と胃癌の重複癌症例

著者: 山田隆司1 小林成禎1 改田哲1 細江雅彦2 星山直基2 大島健次郎2 高井哲2 岸本恭3 三沢恵一3 西川佳秋4 笹岡郁乎4 林慶一5

所属機関: 1岐阜県立岐阜病院内視鏡部 2岐阜県立岐阜病院消化器科 3岐阜県立岐阜病院外科 4岐阜県立岐阜病院病理診断部 5ハヤシ胃クリニック

ページ範囲:P.217 - P.222

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要旨 患者は68歳女性で主訴は食欲不振.上部消化管X線検査および内視鏡検査で胃体部小轡の不整形の陥凹性病変と球部に隆起性病変の2つの病巣を認めた.生検によりいずれも悪性所見が得られ手術を施行した.胃病変は深達度seの印環細胞癌でlinitis plastica様の粘膜下浸潤を来していた.十二指腸病変は高分化型管状腺癌で深達度はseであった.非常にまれな胃および十二指腸球部の重複癌を報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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