icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻3号

1991年03月発行

--------------------

海外文献紹介「非潰瘍性消化不良症における幽門前庭部mast cell数の検討」 フリーアクセス

著者: 伊藤克昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター内視鏡部

ページ範囲:P.274 - P.274

文献概要

 Evaluation of antral mast cells in nonulcer dyspepsia: Matter SE, et al(Dig Dis Sci 35: 1358-1363, 1990)

 非潰瘍性消化不良症状(nonulcerdyspepsia)とは,食事でしばしば増悪するびまん性の心窩部不快感,随伴する腹満感,悪心,嘔吐とされているが,その病態生理は不明で,症状は似ていても幾つかの異なる成因の疾患群が混在していると思われる.著者らは,上記の症状を訴えるが消化性潰瘍は有さない255名を対象に,臨床症状と生検を含む内視鏡検査所見の検討を行った.殊に生検材料についてはアルシアンブルーの特殊染色を施行し,mast cell数と症状との関連を検討した.mast cell数は,当初の100例の検討で,細胞数の多い順の上位10%の患者が強拡大視野に11個以上であったので,そこで一線を引いた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら