icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻4号

1991年04月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌の内視鏡的切除(2)―内視鏡的根治切除の評価 主題

早期胃癌内視鏡的切除の評価―外科の立場から

著者: 岡島邦雄1 山田眞一1 磯崎博司1 中島立博1 中田英二1

所属機関: 1大阪医科大学一般・消化器外科

ページ範囲:P.371 - P.377

文献購入ページに移動
要旨 内視鏡的切除で根治性の得られる早期胃癌をリンパ節転移と多発癌巣の面から検討した.なお,癌巣は内視鏡的に完全に切除しえたものとする.①リンパ節転移のない早期胃癌とは(a)長径10mm未満のすべての肉眼分類の早期胃癌,(b)長径20mm未満の隆起型(Ⅰ,Ⅱa,Ⅰ+Ⅱa)である.②内視鏡的に根治切除可能な胃癌とは早期胃癌であるから,術前の壁深達度診断が肝要である.③早期胃癌,特に内視鏡的切除が適応になる微小胃癌には多発癌巣が高率である.術前の多発癌巣のチェックと術後の厳重なfollow-upを要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら