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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻4号

1991年04月発行

文献概要

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法

3.前処置の工夫

著者: 井田和徳1 川瀬光八郎

所属機関: 1朝日大学附属村上記念病院

ページ範囲:P.466 - P.467

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 胃のびらんや微小癌のような小病変,Ⅱbに近い表面所見の乏しい早期癌などをX線で診断するには,粘膜面の微細な凹凸までX線像に描出しなければならない.しかし,胃粘膜の表面は通常厚い粘液層で覆われており,これが造影剤の壁付着性を不均一にし,粘膜の微細凹凸の描出を妨げている.

 そこで,われわれは胃色素内視鏡用に開発した粘液除去法の原理を胃X線検査にも応用して,現在ルーチン用と精密検査用の2種類の方法を考案している.それぞれに良好なX線像を得ているので,胃X線検査の前処置として,この粘液溶解法を紹介する(Tabie 1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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