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文献概要
初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法
3.前処置の工夫
著者: 西俣寛人1 瀬戸山史郎2
所属機関: 1鹿児島大学第2内科 2鹿児島大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.468 - P.469
文献購入ページに移動多量のバリウムの使用が精密X線検査を難しくする部位は,前庭部と胃体前壁である.この部位では可能なかぎり,ゾンデを胃内に挿入して,胃液を除去して少量のバリウムでX線検査を行うことが良好なX線像を得ることにつながる.
ゾンデ挿入は患者にとって不快なものである.挿入時に苦しめると,粘度の高い胃液が多量に分泌される.ゾンデより胃液を吸収するときに,粘度の高い胃液は最後まで吸収されずに胃内に残ることがあり,X線検査時の邪魔になることが多い,今回はわれわれが行っているゾンデ挿入法について述べる.
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