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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻6号

1991年06月発行

文献概要

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法

5.部位による工夫(1) ③胃角

著者: 芳野純治1

所属機関: 1藤田保健衛生大学第2病院内科

ページ範囲:P.710 - P.711

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 1.はじめに

 小彎をまたいで前後壁に拡がる病変を1枚の写真に正面像として捉えることは難しく,撮影方法は基本的には前後壁の二重造影法を別々に行うことにより病変の描出は可能である.一方,胃角では小彎が切れ込んだような形態をしており,空気量を増やしていくとその程度ははっきりしてくる.このため,病変が小さくなるに従い,前後壁の二重造影像を撮影しても,どちらの像にも描出できないことが多々みられる.そこで本稿では胃角の小病変の描出において留意している点を中心にして述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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