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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻7号

1991年07月発行

今月の主題 大腸sm癌の診断

主題

大腸sm癌の診断と治療―内視鏡診断の立場から

著者: 工藤進英1 日下尚志1 木俣博之1 三浦宏二1 高野征雄1 藤井隆広2 桧森晶門2

所属機関: 1秋田赤十字病院外科 2秋田赤十字病院内科

ページ範囲:P.764 - P.775

文献概要

要旨 早期大腸癌430病変の中でsm癌は76病変(15.6%)を占めた.sm癌の内視鏡診断には,明らかな陥凹,内視鏡的硬さ,pit pattern V型などが有用である.平坦・陥凹型癌は小さくともsm浸潤癌が多い.表面型早期癌の初期sm浸潤様式は,①脈管周囲浸潤型,②粘膜筋板破壊型に分けられ,更にsm時期における浸潤形式は,①垂直進展型,②側方圧排型,③表層拡大型の3型に分類された.sm浸潤度分類はsm癌の治療法を選択するにあたり有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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