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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻7号

1991年07月発行

文献概要

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海外文献紹介「上部消化管内視鏡検査におけるSedation―全国調査成績」

著者: 岩端隆彦1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.807 - P.807

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Sedation for upper gastrointestinal endoscopy: result of a nationwide surver: Daneshemds TK, et al (Gut 32: 12-15, 1991)
 英国全体で年間40万件の上部消化管内視鏡検査が行われていると推定される.その際のセデイションについて,内視鏡医1,048名に郵送によるアンケート調査を行い,665通の有効回答を得た.最近の傾向を反映して,月間30件以上の検査行っているのは若い医師が多い.

 ルーチン検査で,63%が口腔・咽頭の局所麻酔を,23%が抗コリン剤を投与している.静注によるセデイションを90%の者が少なくとも3/4以上の症例に実施しており,常に行うと回答したのは内科医の54%,外科医の69%であった.2/3がディアゼパム,1/3がミダゾラムを使用している.これに加えて13%がルーチンにペチジン(オピスタン)などの静注を行うと回答した.投与は36%が定量の静注,62%が反応をみて量を決める静注で行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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