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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻7号

1991年07月発行

胃と腸ノート

表面型早期大腸癌の診断における白斑(白点輪)

著者: 長廻紘1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.826 - P.827

文献概要

 表面型早期大腸癌(以下表面型癌)は小さいうちに粘膜下層へ浸潤し,急速に形を変える.粘膜下層への浸潤が急速かつ大量で表面型から広基性(表面型起源広基性sm癌)になるものすらある1)2).したがって,表面型として生じる早期癌は決して少なくないが,表面型のうちに診断されるものはまれであったし,今でも多くない.

 表面型癌は進行の速い癌であり,表面型のうちに見つけられなければ,早期診断の実を上げたとは言い難い.しかし,いまだに確実な診断法(内視鏡の視野内に病変があれば見逃さない)はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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