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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻7号

1991年07月発行

文献概要

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法

6.部位による工夫(2) ③小彎

著者: 飯田三雄1

所属機関: 1九州大学医学部第2内科

ページ範囲:P.834 - P.835

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 精密X線検査は,ルーチンX線検査と内視鏡検査で得られた情報を参考にして,病変の性状や範囲をより正確に描出することを目的として行われる.本稿では,小彎病変に対する筆者の精密検査法について述べる.

 1.前処置

 ルーチン検査で撮影されたX線写真や内視鏡写真をみて前処置を考える.通常,検査前日就寝前に緩下剤を投与するが,便通状態の悪い患者には数日前から緩下剤を投与しておく.また胃液の多い患者には数日前からH2ブロッカーを投与する.粘液が胃壁に厚く付着している場合には,検査前にエンピナースと重曹を加えた微温湯100mlで胃内を洗浄後,ゾンデを挿入し貯溜液を回収することもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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