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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻8号

1991年08月発行

今月の主題 大腸sm癌の治療

主題

大腸sm癌アンケート集計報告―sm癌の転移リスクファクターを求めて

著者: 武藤徹一郎 西澤護 小平進 下田忠和 多田正大

ページ範囲:P.911 - P.918

文献概要

 ポリペクトミーが益々普及するにつれて,sm癌に遭遇する機会は多くなってきた.腸切除を追加すべきか否かを決めるのは,組織学的なリスクファクターの有無であるが,1施設のsm癌の経験は限られているので,リスクファクターを決めるまでにはかなりの年月を要することになる.そこで,1983年に本誌特集号(18巻8号)で行ったアンケート調査にならって,再度アンケート調査を行いリスクファクターを再分析することにした.

 アンケート内容はTable 1のごとくで,前回massive invasionと判定されていた癌浸潤の程度をより細分して,各レベルでの転移のリスクを明らかにすることを試みた.13施設から857例の症例が集められた(Table 2).以下にデータをまとめて表として掲載し読者の参考に供したい.各データには必要最小限のコメントを付すに止め,細かい解釈は読者に委ねることにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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