文献詳細
文献概要
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海外文献紹介「リバビリンによるC型肝炎の治療」
著者: 野ツ俣和夫1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.1001 - P.1001
文献購入ページに移動Ribavirin treatment for chronic hepatitis C: Leichard O, et al (Lancet 337: 1058-1061, 1991)
RNAウイルスの一種であるHCVウイルスは非A非B型肝炎の最も重要な原因であり,輸血例の1~5%に発生し,約半数は慢性化する.現在唯一の治療はインターフェロンの非経口的投与で,長期投与により50%で肝機能は正常化するが,投与中止後もそれを維持できるのは10~20%のみである.
リバビリンは,インターフェロン非誘導性のヌクレオシド誘導体である.広い範囲のRNA・DNAウイルス増殖阻止力があり,RSウイルス感染症の治療などにエアゾル方式で使用されているが,催奇形性,胎児死亡などのため広くは用いられていない.ただし発癌性はないとされている.
RNAウイルスの一種であるHCVウイルスは非A非B型肝炎の最も重要な原因であり,輸血例の1~5%に発生し,約半数は慢性化する.現在唯一の治療はインターフェロンの非経口的投与で,長期投与により50%で肝機能は正常化するが,投与中止後もそれを維持できるのは10~20%のみである.
リバビリンは,インターフェロン非誘導性のヌクレオシド誘導体である.広い範囲のRNA・DNAウイルス増殖阻止力があり,RSウイルス感染症の治療などにエアゾル方式で使用されているが,催奇形性,胎児死亡などのため広くは用いられていない.ただし発癌性はないとされている.
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