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書評「医学論文の書き方」
著者: 児島忠雄1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学・形成外科
ページ範囲:P.1024 - P.1024
文献購入ページに移動 多くの学会,研究会があって,それぞれの会誌が発行され,また,商業誌も多く発行されており,現在は情報過多の時代である.このような時代を迎えて,医学研究者も論文を発表する機会が多くなってきており,ワープロで書かれるのが一般的とさえなってきた.
医学論文を書く場合,初心者は他の似たような論文を参考にして書き,先輩や教授にみてもらい,論文の書き方を覚えていくのが一般的であろう.しかし,先輩や教授の大多数の方も,医学論文の書き方について教育を受けたわけではなく,多少なりとも自己流の部分があることは否めない.私自身についても漫然と医学論文の書き方を,先輩,教授から教えていただき,それに句読点の打ち方などの本を読んで経験的に対処してきており,本書のような著書を積極的に読むことはしなかった.
医学論文を書く場合,初心者は他の似たような論文を参考にして書き,先輩や教授にみてもらい,論文の書き方を覚えていくのが一般的であろう.しかし,先輩や教授の大多数の方も,医学論文の書き方について教育を受けたわけではなく,多少なりとも自己流の部分があることは否めない.私自身についても漫然と医学論文の書き方を,先輩,教授から教えていただき,それに句読点の打ち方などの本を読んで経験的に対処してきており,本書のような著書を積極的に読むことはしなかった.
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