文献詳細
文献概要
--------------------
海外文献紹介「ヨーロッパにおける腹腔鏡下胆囊摘出術の経験」
著者: 富本茂裕1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.1058 - P.1058
文献購入ページに移動 腹腔鏡下胆摘術は胆石症治療の一里塚であるばかりでなく,手術野を損なうことなく切開創を最少にすることを目指した革命的な外科治療法である.本法を行っているヨーロッパ7施設の20名の外科医にアンケート調査を行った.
1,236例(全例有症状)の腹腔鏡下胆摘術が施行され,1,191例(96.4%)で成功している.開腹胆摘術に変更を余儀なくされたものは45例(3.6%)で,手技的困難(萎縮胆囊,胆囊管短縮など)によるものが33例,偶発症11例(胆囊動脈出血8例,胆管損傷2例,化膿した胆囊の破裂1例),器具の故障1例であった.
1,236例(全例有症状)の腹腔鏡下胆摘術が施行され,1,191例(96.4%)で成功している.開腹胆摘術に変更を余儀なくされたものは45例(3.6%)で,手技的困難(萎縮胆囊,胆囊管短縮など)によるものが33例,偶発症11例(胆囊動脈出血8例,胆管損傷2例,化膿した胆囊の破裂1例),器具の故障1例であった.
掲載誌情報