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文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻9号

1991年09月発行

文献概要

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法

8.陥凹型早期胃癌

著者: 馬場保昌1

所属機関: 1癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.1084 - P.1085

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 精密検査では大まかな病変の部位や肉眼型がわかっていることが多いので,検査手順の組み立てや主要な撮影法をある程度決めてかかることができる.基本的な撮影手技はルーチン検査と同じである.しかし,精密検査では病変の部位や撮影法によって造影剤や空気の量を細かく調節する必要がある.したがって,精密検査ではほとんどの例に胃ゾンデ(6号チューブ)を用いている.また,精密検査では前処置を十分に行うことが重要である.例えば緩下剤,胃液分泌抑制剤,精神安定剤,蠕動抑制剤などの前投薬や,胃ゾンデを用いた胃内容液の排出である.ここでは肉眼型,部位別にみた検査上の注意点を二,三述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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