icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸26巻9号

1991年09月発行

文献概要

--------------------

編集後記 フリーアクセス

著者: 小池盛雄

所属機関:

ページ範囲:P.1086 - P.1086

文献購入ページに移動
 陥凹型早期胃癌の肉眼形態は時々刻々と変化しうるものであり,悪性サイクルとして知られている.Ⅲ型早期癌もこの悪性サイクルの中に1つの位置を占めてい,X線・内視鏡などの画像診断で遭遇すると,良性の胃潰瘍との鑑別が問題となる病変である.また,臨床的にⅢ型と診断されても,時間を経過した切除胃では,純型のⅢ型にお目にかかることは極めて少ない.潰瘍として切除された病変の辺縁にたまたま癌を認める症例が以前はまれにあったが,それも潰瘍の治療の変化に伴って少なくなっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら