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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻1号

1992年01月発行

Coffee Break

超音波内視鏡診断学讃歌

著者: 多田正大1

所属機関: 1京都第一赤十字病院第2内科

ページ範囲:P.76 - P.76

文献概要

 消化管腫瘍の性状や深達度診断に超音波内視鏡検査法(EUS)が有効であることは言うまでもない.特に粘膜下に拡がる病変の診断に対するEUSの威力には脱帽せざるをえないし,われわれが永年にわたって培ってきたX線や内視鏡診断基準を簡単に凌駕するものであり,その出現には脅威すら覚える.

 EUS器械も開発初期のものと比べると格段に向上しており,画質の向上も著しい.それでもまだ解像力には不満が残るし,器械も大きく重く,長時間検査するには大変な体力と根気が必要である.改良すべき点は少なくない.それでも若い消化器科医は新しい画像検査法を見事に修得しており,積極的に臨床検査に導入しようとする姿勢には共感を覚える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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