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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻1号

1992年01月発行

初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法

12.残胃癌

著者: 石川勉1

所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部

ページ範囲:P.124 - P.125

文献概要

1.残胃癌の精密検査時における特徴

 通常の胃X線検査と比較して,残胃における最も大きな特徴は解剖学的変化である.残胃のX線検査法については既に述べているので(胃と腸 26:112-113),今回は精密検査時に注意している点を述べる.

 残胃に癌が発見された場合には,通常,胃全摘出術が行われるので,部位・範囲診断に比べ,臨床的には深達度診断が最も重要である.一般的に,残胃癌精密検査時も通常胃のときと同じく,バリウムの付着を十分に行い,空気量を調節して撮影を行っており,通常の胃癌の場合と同じ診断基準を用いて,部位・範囲診断を行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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