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書評「肝癌診療マニュアル」
著者: 戸部隆吉1
所属機関: 1国立京都病院
ページ範囲:P.1197 - P.1197
文献購入ページに移動 日本肝癌研究会は1965年以来,全国施設の協力のもとに,原発性肝癌症例の集積と追跡調査を行っている.
殊に第4回調査報告(1968-1977年症例)以降,同一項目でコンピュータ解析を行い統計処理した症例は48,000例を超え,各回の報告はわが国の原発性肝癌の特徴と,診断・治療の生きた歴史を示すものとして興味深い.1960年代までは不治の病であった肝癌は,今や治りうる病気となってきたわけである.
殊に第4回調査報告(1968-1977年症例)以降,同一項目でコンピュータ解析を行い統計処理した症例は48,000例を超え,各回の報告はわが国の原発性肝癌の特徴と,診断・治療の生きた歴史を示すものとして興味深い.1960年代までは不治の病であった肝癌は,今や治りうる病気となってきたわけである.
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