文献詳細
文献概要
--------------------
海外文献紹介「潰瘍性大腸炎に発症した大腸癌の予後指標」
著者: 高木篤1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.1252 - P.1252
文献購入ページに移動 Colorectal carcinoma associated with ulcerative colitis: A study of prognostic indicators: Heimunn TM, et al (Am J Surg 164: 13-17, 1992)
長期に持続する潰瘍性大腸炎は大腸癌へ進展しがちであることはよく知られている.そして,潰瘍性大腸炎に発症した大腸癌は通常の大腸癌といくらか異なり,しばしば多中心性で平坦で辺縁が蛇行していて不明瞭であることが多い.組織学的にはしばしば印環細胞や膠質成分を含む低分化腺癌であり,小さいうちに壁に深く浸潤し,リンパ節転移をすることが多く,一般に予後不良である.
長期に持続する潰瘍性大腸炎は大腸癌へ進展しがちであることはよく知られている.そして,潰瘍性大腸炎に発症した大腸癌は通常の大腸癌といくらか異なり,しばしば多中心性で平坦で辺縁が蛇行していて不明瞭であることが多い.組織学的にはしばしば印環細胞や膠質成分を含む低分化腺癌であり,小さいうちに壁に深く浸潤し,リンパ節転移をすることが多く,一般に予後不良である.
掲載誌情報