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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻11号

1992年11月発行

今月の主題 大腸pm癌

主題

全国集計からみた大腸pm癌の現状

著者: 小山靖夫1 国武健二郎1

所属機関: 1栃木県立がんセンター

ページ範囲:P.1253 - P.1259

文献概要

要旨 全国大腸癌登録調査報告第1号から4号および第6号(大腸癌研究会刊,1985~1990年)に記載された18,749例の大腸癌(1974-1982年に治療された症例)の臨床情報に基づき,大腸pm癌の概況を述べた.pm癌の頻度は13.5%(2,527例)で,同母集団のm・sm癌合計1,268例の2倍に当たる.部位別にみると,下行結腸より口側では5%,S状結腸では10%,直腸では20%である.5年生存率は,結腸pm癌77.8(±3.4)%,直腸pm癌742(±22)%である.リンパ節転移を持つ頻度は,結腸では20%(n112.4%,n2以上7.6%),直腸では,26.7%(n118%,n2以上8.7%)であった.1974年から1982年の間に,pm癌が大腸癌全症例に対して占める割合は変化していない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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