文献詳細
文献概要
用語の使い方・使われ方
カラーボタン様潰瘍(collar-button ulcer)
著者: 飯田三雄1
所属機関: 1九州大学第2内科
ページ範囲:P.1260 - P.1260
文献購入ページに移動カラーボタン様潰瘍は潰瘍性大腸炎にpathognomonicな所見ではない.腸型Behget病,Crohn病,感染性大腸炎(結核,サルモネラ腸炎,細菌性赤痢,アメーバ赤痢)など他の炎症性大腸疾患でも,下掘れ傾向の潰瘍が側面像としてX線上描出されればこの用語は使われる.その際,潰瘍の配列は疾患によって若干異なる.すなわち,潰瘍性大腸炎では両側性かつ対称性に分布するのに対し,Crohn病や腸型Behçet病では非対称性の配列を示す(Fig. 2).
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