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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻11号

1992年11月発行

症例

小腸原発Burkittリンパ腫の1例

著者: 織部俊一郎1 渕上忠彦1 岩下明徳2 富永雅也1 松坂俊光3 広田雄一4 梅津隆5

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科 2松山赤十字病院病理 3松山赤十字病院外科 4松山赤十字病院内科 5松山赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.1317 - P.1322

文献概要

要旨 患者は25歳,女性.下腹部膨満にて近医を受診,同部に腫瘤を指摘され当院に紹介入院.下腹部に小児頭大の腫瘤を触知し,小腸X線検査で腫瘤部に一致して空腸に約10cmにわたる全周性潰瘍を認めた.腹部超音波・CTでは壁が著明に肥厚し,管腔の拡張した腸管像として認められた.小腸原発悪性リンパ腫と診断し手術を施行,空腸病変部と浸潤のみられたS状結腸および腫大した両側卵巣を切除した.病理組織像ではびまん性に増殖したリンパ芽球様腫瘍細胞の間に食食細胞が散在するstarry sky像を呈し,Burkittリンパ腫と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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