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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻11号

1992年11月発行

文献概要

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「胃と腸」質問箱

著者: 新海眞行1 馬場保昌2

所属機関: 1半田内科医会 2癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.1338 - P.1339

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(質問)患者は45歳,男性,主訴は空腹時心窩部痛.ルーチン胃X線検査で胃体中部後壁に透亮像(Fig. 1 矢印)を認め,病変部をバリウムでよく洗った後,透亮像の中に髭状の伸び出しを呈する不整形の陰影斑を描出(Fig. 2),未分化型Ⅱcの所見と考え,胃内視鏡検査(Fig. 3)を行いましたが,生検は癌陰性と判定されました.更に1か月後の胃X線検査(Fig. 4)でも透亮像の中に不整陰影斑が描出され,インジゴカルミン撒布の色素内視鏡(Fig. 5)で病変部より生検を行いましたが再び癌陰性と判定されました.そこで,癌研内科の馬場保昌先生に,次の2点について質問いたします.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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