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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻12号

1992年12月発行

今月の主題 難治性胃潰瘍(1)治癒予測を中心に

序説

難治性胃潰瘍とは

著者: 西澤護1

所属機関: 1東京都がん検診センター

ページ範囲:P.1355 - P.1356

文献概要

 古くから治癒しないあるいは治癒しにくい潰瘍として,穿通性胃潰瘍,胼胝性胃潰瘍などの呼称があるが,再燃・再発を繰り返す潰瘍を漠然と慢性胃潰瘍とも呼んできた.

 1950年から1960年代にかけて,数多くの胃潰瘍についての研究がなされているが,形態的に難治のものとして,村上らにより特殊な形をとる線状潰瘍が挙げられ,その後,潰瘍の深達度によりUl-Ⅰ~Ul-Ⅳに分けられ,Ul-Ⅳは筋層を貫いているもので,難治とするものが多かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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