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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻12号

1992年12月発行

用語の使い方・使われ方

萎縮瘢痕帯(scarred area with discoloration)

著者: 丸山雅一1

所属機関: 1癌研究会付属病院内科

ページ範囲:P.1392 - P.1392

文献概要

 この用語の語源は,本誌12巻12号「大腸結核のX線診断」(白壁ら,1977)にあると思われます.白壁,中村(恭),そして筆者の3人がこの論文に着手する際に検討会を重ねるなかで,自然発生的に使用していたものを,この論文中に用いました.ただし,そのときには,“潰瘍瘢痕を伴う萎縮帯”と表現し,英語の訳語としては,“scarred area with discoloration”と意訳しました.

 おそらく,この表現では長すぎるので,その後,これも白然の成り行きで,“萎縮瘢痕帯”という表現が慣用的に用いられ,現在では,この用語が1人歩きしているのでしょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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