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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻2号

1992年02月発行

文献概要

今月の主題 食道表在癌の深達度を読む 主題

食道表在癌の深達度診断―X線・内視鏡・超音波内視鏡による

著者: 加来幸生1 馬場保昌1 武本憲重1 清水宏1 冨松久信1 丸山雅一1 竹腰隆男1 藤井彰1 松原敏樹2 植田守2 加藤洋3 柳澤昭夫3

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院外科 3癌研究所病理部

ページ範囲:P.197 - P.212

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要旨 食道表在癌をX線・内視鏡・超音波内視鏡の各々の立場から深達度診断について検討した.①sm癌の肉眼分類では0-Ⅰ型,0-Ⅲ型および混合型が82%を占めた.②m癌の肉眼分類では0-Ⅱbまたは0-Ⅱc型が94%を占めた.0-Ⅱc~Ⅱb型m癌18病変と0-Ⅱc型sm癌(11病変)を対象としたX線・内視鏡所見の分析では,③ep癌とmm微小浸潤癌を1つのグループとみなした場合,他のmm癌との鑑別はある程度可能であった.④0-Ⅱc型sm癌はsm浸潤量が少なくmm癌の所見に類似していたが,⑤X線的には側面像の伸展不良の程度,内視鏡的には癌表面の色調と顆粒状所見に違いが認められた.また超音波内視鏡による深達度診断の現状についても述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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