文献詳細
文献概要
今月の主題 腸型Behçet病・simple ulcerの経過 序説
腸型Behçet病とSimple ulcer
著者: 八尾恒良1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院内科・消化器科
ページ範囲:P.273 - P.275
文献購入ページに移動 今を去る十数年前,本誌は「胃と腸」であった.すなわち,それまでの本誌の主な論文のほとんどは胃に関するもので,逆にいえば本邦の胃の形態学,診断学の進歩は本誌に掲載された論文によってなされたといっても過言ではない状況であった.しかし,胃の形態学のみでは特集を組むのにも限度があり,当時の編集委員長であった村上忠重先生をはじめ編集委員の中には肝臓病学の領域まで手を拡げようかという気運があった.
このころ編集委員になりたての筆者は腸疾患の病態を胃疾患と同様の手法で,二重造影法や内視鏡,詳細な病理学的検討に基づく形態学的手法から再検討することを提案し,白壁先生,西澤先生らの賛同を得た.
このころ編集委員になりたての筆者は腸疾患の病態を胃疾患と同様の手法で,二重造影法や内視鏡,詳細な病理学的検討に基づく形態学的手法から再検討することを提案し,白壁先生,西澤先生らの賛同を得た.
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