文献詳細
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書評「腹部血管造影・IVRにおけるバルーンカテーテル・テクニック」 フリーアクセス
著者: 平松京一1
所属機関: 1慶應義塾大学放射線診断科
ページ範囲:P.275 - P.275
文献概要
今回バルーンカテーテルに的を絞って,その構築,種類,特徴,使用法などに関する詳細な説明を盛り込んだテキストブックが新進気鋭のinterventional radiologistである大阪大学の中村仁信講師,鳥取大学澤田敏助教授,防衛医科大学校古井滋講師の3先生によって出版された.本書の特徴はまずカテーテルの材質にはじまり,各種バルーンカテーテルの写真ならびにシェーマを用いたその構造,目的血管への進め方など実に行き届いた説明が加えられ,バルーンカテーテル挿入に併用するシースイントルデューサーやガイドワイヤーなどの使い方にいたるまで詳細に記載されている.IVRにこれまで携わってきた専門家でさえ,バルーンカテーテルにはこのような多くの種類があったのかとその認識を新たにするはずである.またその使用法,挿入テクニックにいたるまで驚く点が多々あるに違いない.
掲載誌情報