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文献概要
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海外文献紹介「長期間の大腸癌粘膜マーカーとしての墨汁の有効性」
著者: 中村常哉1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.285 - P.285
文献購入ページに移動Effectiveness of india ink as a longterm colonic mucosal marker: Fennerty MB, et al(Am J Gastroenterol 87: 79-81, 1992)
大腸の小さなポリープは,見つけられたときに切り取られてしまうので再度見つけることは必要ないかもしれないが,最近このようなポリープの自然史に対する関心が増し,この研究のためにはポリープの部位の確認が正確になされる必要がある.Hoffらの小さなポリープの発育に関するprospectiveな研究では,26%のポリープが再確認できなかったとしている.自然に消退したのか,再同定できなかったのかは,粘膜のマーカーがはっきりしていないため不明である.
大腸の小さなポリープは,見つけられたときに切り取られてしまうので再度見つけることは必要ないかもしれないが,最近このようなポリープの自然史に対する関心が増し,この研究のためにはポリープの部位の確認が正確になされる必要がある.Hoffらの小さなポリープの発育に関するprospectiveな研究では,26%のポリープが再確認できなかったとしている.自然に消退したのか,再同定できなかったのかは,粘膜のマーカーがはっきりしていないため不明である.
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