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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻3号

1992年03月発行

今月の主題 腸型Behçet病・simple ulcerの経過

主題

腸型Behçet病・simple ulcerの臨床経過

著者: 松川正明1 山田聰1 荻原達雄1 佐藤信紘1 長浜徴2 二川俊二3 桑原紀之4 韓東植5 佐々木淳5 根来孝6 西澤護7 白壁彦夫8

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科 2順天堂大学医学部第1外科 3順天堂大学医学部第2外科 4順天堂大学医学部病理 5越谷市立病院消化器内科 6葛南病院内科 7東京都がん検診センター 8早期胃がん検診協会

ページ範囲:P.303 - P.311

文献概要

要旨 腸型Behçet病とsimple ulcerの24例を内科的治療のみの例,外科的切除を行った例,再手術を行った例に分けて検討を行った.内科的治療で終わった例はいずれの病変も変形の程度が軽度であった.術後の経過から臨床症状が出現すると潰瘍の再発がみられ,短期間のうちに手術となった例が多かった.したがって,術後は症状がなくても経過観察を行い,軽度な病変のうちに内科的治療を行うことが重要である.内科的治療として,潰瘍を認めたときには経内視鏡的に100%のethanolを撒布し,ED療法を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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