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書評「標準救急医学」
著者: 大浦武彦1
所属機関: 1北海道大学形成外科
ページ範囲:P.326 - P.326
文献購入ページに移動 救急医療は,臨床医師にとって最も基本的な医療であり,臨床の最初に学ぶべき医療である.欧米では早くから救急医療の重要性が認められ,臨床医必須の教育カリキュラムとなっているが,日本では立ち遅れていた.
しかしながら,本邦においてもその重要性が次第に認識され,1982年には厚生省主導の救急医療システムが確立し,各都市毎に救急医療システムが設置されるようになって一応の成果をみたが,まだまだ不備であらゆる面で改善が必要と考えられている.まず救急医学講座の有無であるが,日本の大学においてこれが設置されているのはまだ約10%に満たないという.
しかしながら,本邦においてもその重要性が次第に認識され,1982年には厚生省主導の救急医療システムが確立し,各都市毎に救急医療システムが設置されるようになって一応の成果をみたが,まだまだ不備であらゆる面で改善が必要と考えられている.まず救急医学講座の有無であるが,日本の大学においてこれが設置されているのはまだ約10%に満たないという.
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