文献詳細
文献概要
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海外文献紹介「幼児・小児・成人の胃粘膜リパーゼおよびペプシン活性」
著者: 岩端隆彦1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.354 - P.354
文献購入ページに移動Lipase and pepsin activity in the gastric mucosa of infants, children and adults: DiPlama J, et al(Gastroenterology 101: 116-121, 1991)
生後3か月から26歳に至るヒト29名の胃体部正常粘膜のリパーゼ活性(長鎖脂肪酸トリグリセリドを基質に使用)は1.8~5.3U/mg蛋白であり,年齢による差はなかった.胃前庭部粘膜と十二指腸粘膜では,ごく低いかほとんど検出できなかった.至適pHは4.5~5.5で,脂肪酸を受容するアルブミンの存在下で活性が高まったが,胆汁酸を添加しても効果はなかった.
生後3か月から26歳に至るヒト29名の胃体部正常粘膜のリパーゼ活性(長鎖脂肪酸トリグリセリドを基質に使用)は1.8~5.3U/mg蛋白であり,年齢による差はなかった.胃前庭部粘膜と十二指腸粘膜では,ごく低いかほとんど検出できなかった.至適pHは4.5~5.5で,脂肪酸を受容するアルブミンの存在下で活性が高まったが,胆汁酸を添加しても効果はなかった.
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