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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻3号

1992年03月発行

文献概要

研究

平坦・陥凹型大腸上皮性腫瘍のX線診断

著者: 平川雅彦1 渕上忠彦1 岩下明徳2 臺丸裕3 檜沢一興1 小田秀也1

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科 2福岡大学筑紫病院病理 3松山赤十字病院病理

ページ範囲:P.367 - P.374

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要旨 内視鏡検査で発見された平坦・陥凹型大腸上皮性腫瘍13例15病変(表面陥凹型9病変,表面平坦型6病変)に切除前にX線検査を施行し,X線描出能およびX線像を検討した.X線描出は15病変中9病変(60%)で可能であった.内視鏡的に周辺隆起を伴うものがX線描出は良好で,病変の大きさによる描出率の差はなかった.更に腫瘍の粘膜内深達度で全層型の病変はX線描出が良好であった.X線像の特徴は周囲に透亮像を伴う不整形バリウム斑であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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