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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻4号

1992年04月発行

症例

von Recklinghausen病に胃癌をみた1例

著者: 早坂隆1 渡辺豊1 石坂富美雄1 保浦眞一1 菅原俊1 佐々木春喜1 斎藤誠1 川村詔導1 広瀬定徳2 木村中3 永峯由紀子3 伊藤哲夫4

所属機関: 1函館中央病院内科 2函館中央病院外科 3函館中央病院形成外科 4北海道病理組織センター

ページ範囲:P.451 - P.456

文献概要

要旨 von Recklinghausen病に進行胃癌を合併した症例を報告した.患者は53歳,男性.主訴は心窩部不快感.上部消化管造影,内視鏡検査で胃角前壁に径60mmのBorrmann 2型の腫瘍がみられ手術を施行した.手術材料では胃角前壁に60×50mmのBorrmann 2型の腫瘍が認められ,組織所見は中分化型管状腺癌であり,粘膜下層から固有筋層を貫いて胚中心を伴ったリンパ組織の著明な増生を伴っていた.腫瘍細胞に対するリンパ組織-間葉系のhyperreactivityを表しているものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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