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Coffee Break
早期胃癌1,000例から2,000例へ(6)―早期胃癌における多発癌の頻度
著者: 高木國夫1
所属機関: 1林外科病院
ページ範囲:P.523 - P.523
文献購入ページに移動というのは,1991年9月の第33回日本消化器病学会大会で,多発胃癌の臨床的組織学的検討を行った鹿児島大学第2内科の報告をみると,切除標本の全割がなされた1,376例の多発癌の頻度は14.5%で,早期胃癌では,多発癌の頻度は17.8%であった.このように高い頻度は,切除標本の全割による完全かつ詳細な検討によって得られたものであって,今まで報告されていないであろうし,今後も現れないであろう.この報告に関連して,早期胃癌1,000例を越えた施設の早期多発癌の頻度の差異は,組織学的検索法の差異に基づいていることを物語っている.
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