文献詳細
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書評「Gastrointestinal Pathology and Its Clinical Implications」 フリーアクセス
著者: 武藤徹一郎1
所属機関: 1東京大学第1外科
ページ範囲:P.538 - P.538
文献概要
学会で論争のある点も教科書的にまとめるのではなく,論争点を明確に記したうえで著者らの解釈を述べているのも面白い.わが国のように著者が一方的な解釈を述べるにとどまるのと違って,読者はよりよく問題点の実態を理解することができるであろう.例えば,潰瘍性大腸炎に発生した腺腫とdysplasiaの違い,腺腫のmisplacement内に生じた癌と浸潤癌との違い,de novo癌の論争についてなど,まことにホットな問題についてもきちんと説明されている.
掲載誌情報