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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻5号

1992年05月発行

文献概要

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編集後記

著者: 中野浩

所属機関:

ページ範囲:P.620 - P.620

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 本号の企画に当たって,中村(恭)はご自身の考えが臨床的に証明されることを期待しつつ,いつもながら熱心に企画会議を率いた.しかし,主題論文をみる限りでは,胃集検,検診の場ではlinitis plastica型胃癌(LP癌)は漸減傾向を示したが,必ずしも全体では減っていないようである.一方,LP癌の原発巣と考えられる胃底腺領域のⅡcの診断される頻度は確実に増えてきている.このことからは,近い将来,LP癌が減少することが十分期待される.胃底腺領域のⅡcを見つけ,少しでもLP癌をなくそうとする努力を怠ってはならない.

 このような集計を行ったとき,今までの外科的な集計,胃集検の成績からはその両者の関係を知ることができず,大変苦労した.分類,集計案の作成の難しさを改めて知ることになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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