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文献概要
追悼
石川誠先生を悼む
著者: 大柴三郎1
所属機関: 1大阪医科大学第2内科
ページ範囲:P.741 - P.742
文献購入ページに移動 1992年2月24日(月),石川誠先生の突然の悲報に接し唯々茫然自失状態で誤報ではないかと疑うのみでありました.いつお目にかかっても底抜けに明るいあのお元気な先生が永遠に目の前から姿を消してしまわれたなど信じることができませんでした.しかも前々日,前日ともに東京で御一緒し,翌々日再び上京の折,突然接した悲報でしたのでこの思いはひとしおでした.
石川先生は私より4か月遅く生を受け,旧制第一高等学校を卒業,東北大学医学部に人学,昭和24年に卒業,インターンを経て黒川内科に入局されました.以来昭和52年まで約25年間不肖の後輩として御鞭撻いただいてきました.先生は天衣無縫,常に正論を吐き,よく学びよく遊ぶ,初対面でも直ちに百年の知己の如く振る舞う特技を持たれ,先生の御性格の百分の一でも……と望み羨んでおりました.進取の気性に富まれた先生は“人生意気に感じては……”を信条として生きられた方と思っております.
石川先生は私より4か月遅く生を受け,旧制第一高等学校を卒業,東北大学医学部に人学,昭和24年に卒業,インターンを経て黒川内科に入局されました.以来昭和52年まで約25年間不肖の後輩として御鞭撻いただいてきました.先生は天衣無縫,常に正論を吐き,よく学びよく遊ぶ,初対面でも直ちに百年の知己の如く振る舞う特技を持たれ,先生の御性格の百分の一でも……と望み羨んでおりました.進取の気性に富まれた先生は“人生意気に感じては……”を信条として生きられた方と思っております.
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