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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻6号

1992年06月発行

文献概要

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編集後記

著者: 丸山雅一

所属機関:

ページ範囲:P.744 - P.744

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 本号を読み終えて残る不満がもしもあるとすれば,それは,こんなに精魂を込めてまとめたものであるにもかかわらず,病理の診断はその論理からますます遠のいたのではないかということであろう.むしろ,それは不安,ないしは,焦りと言ったほうが適切かもしれない.筆者の考え方は,臨床を代表するものではないかもしれない.しかし,病理診断とは感性で行うものではないと信じたいし,本号の特集を踏台にして,感性の極致から論理を導いて欲しいものだ.

 内視鏡の質についても,現状では最良のものと評価するのは,遅れていると言わなければなるまい.この世界は日進月歩で,pitpatternの認識は,すでに実体顕微鏡の世界から電子スコープの領域へと取り込まれ始めていることも事実だからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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