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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻7号

1992年07月発行

今月の症例

1.リンパ節転移(n2)を伴った小さな大腸sm癌の1例

著者: 藤木敏博1 源利成1 黄承東1 伊藤透1 麿伊正義1 伊藤博2

所属機関: 1金沢大学がん研究所外科 2金沢市伊藤医院

ページ範囲:P.752 - P.753

文献概要

 〔患者〕39歳,女性.1991年1月,めまい・嘔気を主訴に近医を受診したところ,胃内視鏡検査で早期胃癌と診断され,手術目的で当科入院となった.

 〔経過〕術前スクリーニングの大腸X線検査でS状結腸に2個のポリープを認め,2月12日に内視鏡的に切除した.ポリープの1個がsmに浸潤する高分化腺癌で,切除断端癌浸潤陽性およびリンパ管侵襲陽性であったため,2月19日胃部分切除術に加えて,S状結腸部分切除術を施行した.手術時切除標本には癌の遺残を認め,またn,群リンパ節(No.241)に1個のみ転移を有していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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