文献詳細
今月の症例
1.リンパ節転移(n2)を伴った小さな大腸sm癌の1例
著者: 藤木敏博1 源利成1 黄承東1 伊藤透1 麿伊正義1 伊藤博2
所属機関: 1金沢大学がん研究所外科 2金沢市伊藤医院
ページ範囲:P.752 - P.753
文献概要
〔経過〕術前スクリーニングの大腸X線検査でS状結腸に2個のポリープを認め,2月12日に内視鏡的に切除した.ポリープの1個がsmに浸潤する高分化腺癌で,切除断端癌浸潤陽性およびリンパ管侵襲陽性であったため,2月19日胃部分切除術に加えて,S状結腸部分切除術を施行した.手術時切除標本には癌の遺残を認め,またn,群リンパ節(No.241)に1個のみ転移を有していた.
掲載誌情報