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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻7号

1992年07月発行

今月の主題 出血を来した小腸病変の画像診断

主題

出血,貧血を主症状とした小腸潰瘍性病変の診断

著者: 西俣寛人1 西俣嘉人2 大井秀久1 新原亨1 寺田芳一1 村岡敏宏1 中間美保1 仁王辰幸1 南寛之1 島岡俊治1 山筋忠2 有馬暉勝1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科 2鹿児島消化器研究会

ページ範囲:P.759 - P.766

文献概要

要旨 過去5年間に診断された小腸の炎症性疾患の便潜血陽性率を検討し,Crohn病87.5%,アミロイドーシス66.7%,虚血性小腸炎66.7%,糞線虫症66.7%,アニサキス症50%,腸結核50%,Behcet病100%,放射線性腸炎0%,Schönlein-Henoch病100%の結果を得た.また出血のみられたblind loop syndrome,Meckel憩室,慢性の虚血性小腸炎,Schönlein-Henoch病の小腸X線像を呈示した.小腸に出血源を持つ症例の診断には読影可能な小腸X線像と,その読影能が重要であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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