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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻8号

1992年08月発行

今月の主題 表面型大腸腫瘍の臨床診断の諸問題

主題研究

陥凹型早期大腸癌の微細表面構造―拡大電子スコープ,実体顕微鏡の腺口形態の解析より

著者: 工藤進英1 日下尚志1 中嶋孝司1 中村穣志1 三浦宏二1 高野征雄1 檜森昌門2 鈴木裕2

所属機関: 1秋田赤十字病院外科 2秋田赤十字病院内科

ページ範囲:P.963 - P.975

文献概要

要旨 陥凹型早期癌は隆起がないことから発見が難しい病変である.しかし本病変は小さくとも深達度進展の速いものが多く,臨床的に最も注意すべきものである.陥凹型病変の実体顕微鏡と拡大電子スコープのpit pattemの特徴について述べた.拡大電子スコープは病変のpit patternを観察するものであり,それにより限りなく組織診断に近い内視鏡診断が可能になった.このことは内視鏡診断学の一層の飛躍を示すものであると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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