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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻8号

1992年08月発行

胃と腸ノート

瀑状胃の胃体中部大彎前壁寄りの小さな未分化型Ⅱc―胃スキルスの早期発見をめざして

著者: 新海眞行1 圓尾隆典2 片岡伸一2 大地宏昭2 広岡大司2

所属機関: 1半田内科医会 2岸和田徳州会病院内科

ページ範囲:P.983 - P.984

文献概要

 胃癌の診断は微小胃癌,Ⅱbの発見に目が向けられ,大きな成果をあげている.しかし,胃底腺領域の癌は他の領域の癌と異なり,小さなうちに粘膜下へ浸潤し,比較的短期問にIinitis plastica(LP)型亨函の状態になりやすいと言われている.潰瘍を伴わない小さな未分化型のⅡcを胃底腺領域に発見することこそ,LP型癌の早期発見と言ってよかろう.

 ここに,瀑状胃を呈した胃体中部大轡前壁寄りの小さなⅡc(38歳,男性)の症例を呈示して,そのX線撮影法とX線像,内視鏡像,切除胃標本の所見について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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