文献詳細
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文献概要
既に幾つかの他誌で取り上げられたテーマであるので,うまく編集できたかどうかと心配した.結果はご覧のとおり,執筆者によって一様ではないが,多くの論文が「胃と腸」らしい手法と発想に満ちあふれていると思う.
本号をみて気がついた点は,①実体顕微鏡所見と病理所見はよく対応する(多田論文,ただし工藤論文は未着),②X線・内視鏡所見と実体顕微鏡所見,ルーペ像はうまく対応できない(平川ら,渡ら,平田ら,津田らの論文),ということであろう.したがって,臨床所見と病理所見を一致させるには,②の点をどう解決するかが問題のようである.そういった意味で,"表面型"大腸癌の肉眼分類は,慎重に,そして従来の分類とは別の視点に立った検討が必要であろう.
本号をみて気がついた点は,①実体顕微鏡所見と病理所見はよく対応する(多田論文,ただし工藤論文は未着),②X線・内視鏡所見と実体顕微鏡所見,ルーペ像はうまく対応できない(平川ら,渡ら,平田ら,津田らの論文),ということであろう.したがって,臨床所見と病理所見を一致させるには,②の点をどう解決するかが問題のようである.そういった意味で,"表面型"大腸癌の肉眼分類は,慎重に,そして従来の分類とは別の視点に立った検討が必要であろう.
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