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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻8号

1992年08月発行

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編集後記 フリーアクセス

著者: 八尾恒良

ページ範囲:P.986 - P.986

文献概要

 既に幾つかの他誌で取り上げられたテーマであるので,うまく編集できたかどうかと心配した.結果はご覧のとおり,執筆者によって一様ではないが,多くの論文が「胃と腸」らしい手法と発想に満ちあふれていると思う.

 本号をみて気がついた点は,①実体顕微鏡所見と病理所見はよく対応する(多田論文,ただし工藤論文は未着),②X線・内視鏡所見と実体顕微鏡所見,ルーペ像はうまく対応できない(平川ら,渡ら,平田ら,津田らの論文),ということであろう.したがって,臨床所見と病理所見を一致させるには,②の点をどう解決するかが問題のようである.そういった意味で,"表面型"大腸癌の肉眼分類は,慎重に,そして従来の分類とは別の視点に立った検討が必要であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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