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文献詳細

雑誌文献

胃と腸27巻9号

1992年09月発行

文献概要

症例

全消化管にポリポーシスを認めたCowden病の1例

著者: 河原郁夫1 稲吉康治1 田渕絵美1 藤本公則1 上田裕之1 迫田順1 隈部力1 安陪等思1 内田政史1 鴛渕雅男1 早渕尚文1 枝光理2 田中克己3

所属機関: 1久留米大学医学部放射線科 2久留米大学医学部第1病理 3久留米大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.1069 - P.1076

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要旨 患者は43歳,女性.胃集検にて胃のポリポーシスを指摘され来院.消化管検査にて食道から大腸までの全消化管にポリポーシスを認めた.病理組織学的に検索された病変はいずれも過形成性変化を主体としたものであった.顔面,四肢の角化性小丘疹,口腔粘膜の乳頭腫症などの特徴的所見から,典型的なCowden病と診断した.本症例には腺腫様甲状腺腫,胆囊ポリープ,肝血管腫,脂肪腫(四肢)も合併していた.本例では特にCowden病の小腸病変を明瞭に描出できたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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