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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻10号

1993年09月発行

今月の主題 胃悪性リンパ腫―診断の変遷

主題症例

表層拡大型進展を示した胃MALTリンパ腫の1例

著者: 青崎真一郎13 濵田富志夫1 馬場泰忠1 野村覚2 萩原一行2 松野浩一3 唐仁原寛3 丸田修士3 西俣寛人3 有馬暉勝3 蓮井和久4

所属機関: 1済生会川内病院内科 2済生会川内病院外科 3鹿児島大学医学部第2内科 4鹿児島大学医学部第2病理

ページ範囲:P.1115 - P.1123

文献概要

要旨 患者は72歳,女性.自覚症状はないが人間ドックの胃X線検査で,体上部および胃角部の小隆起性病変を指摘され,内視鏡検査を施行.生検にてB細胞性低悪性度リンパ腫と診断された.X線および内視鏡による精査では病変は胃全体に拡がっており,胃全摘術が施行された.手術標本の組織学的検索では,主として粘膜層内に広範囲に浸潤するMALT(mucosa-assoclated lymphoid tissue)リンパ腫と診断された.本症例のX線像,内視鏡像および病理組織像を呈示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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