icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻12号

1993年11月発行

今月の主題 消化管ポリポーシス―最近の知見

主題症例

全消化管にポリポーシスを認め,細胞性免疫異常を伴ったCowden病の1例

著者: 本間照1 成澤林太郎1 船越和博1 齋藤崇1 林俊一1 中沢俊郎1 塚田芳久1 上村朝輝1 朝倉均1 竹之内薫子2 味岡洋一3

所属機関: 1新潟大学医学部第3内科 2新潟大学医学部皮膚科 3新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.1353 - P.1362

文献概要

要旨 患者は35歳,男性.26歳時に精上皮腫の手術を受けている.21歳ごろから皮疹が出現し,皮膚科で治療を受けていた.特徴的な皮膚病変からCowden病と診断され,消化管の精査を行ったところ食道から大腸まで全消化管にポリポーシスを認めた.生検組織にていずれも異型性上皮はみられなかった.また,血液検査にて末梢血Tリンパ球分画の異常,すなわちOKT3,OKT4の低下が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら